謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました。

１昨年の2023年10月に、社屋の新築工事、および、構内整備工事を着工しておりましたが、おかげさまで、すべての工事が昨年11月末に完了し、12月1日に無事竣工することができました。ありがとうございました。工事期間中には、皆様方に様々な面でご不便、ご迷惑をおかけしたと存じます。改めてお詫び申し上げます。

図１、新社屋建物（左側）、構内（中央）、倉庫（右側）

浜松塩業は創業以来、塩一筋、塩卸売業者として70年以上の歴史を誇りますが、これからも『塩』の安定供給という社会的な使命を全うしながらも、新社屋のメリットを生かして、時代のニーズに沿った新たな付加価値を創造し、皆様方へのより一層のサービス向上に努める所存です。

そのために、新しい取り組みとして大きく２つの活動を推進していきます。

一つめは、塩商品の製造業務の開始です。 新社屋では、まず第1弾として、塩の粉砕・選別・検査・パッケージが可能な設備を導入しました。自社でオリジナル塩の開発・製造を行うことで、時代のニーズ、あるいは、地域の皆様のニーズに沿ったニッチな『塩商品』をタイムリーに供給し、皆様のビジネス付加価値を高めていきたいと考えております。そのために、これまでより皆様とのより深いコミュニケーションが重要になってきます。さまざまな面でご説明・ご相談申し上げますので、対応の程、よろしくお願いいたします。もちろん、将来的には、必要に応じて順次製造設備の増強を実施して参ります。

図２、塩製造室（※整備中）

もう一つは、お得意様だけでなく、小学生の社会科見学など、地域の皆様を新社屋に招き、直接対話方式で、『塩』についての理解を深めてもらう活動を予定しています。浜松塩業では、日本各地の『塩』だけでなく、世界中から選りすぐった『塩』を取り扱っています。ヒトや動物の生命活動では、『塩』は神経伝達の源で必須栄養素であり、食品においては、美味しさの源となっています。また、食品だけでなく、せっけんや皮革商品の製造、ボイラのメンテナンス、魚の養殖では魚の病気予防、道路の凍結防止、グラウンドの地固めなど、さまざまな分野で『塩』が活用されています。本活動では、皆様方の立場に沿った『塩』の説明、あるいは、ご提案をさせていただく予定です。 新社屋では、「キッチンスタジオ」と名付けた『塩』のプレゼンテーションに使える部屋を設けました。ここでは、コンロや流し台など、『塩』を活用したレシピの紹介も出来るようにしました。また、リア面には、常時『塩』の紹介ができるコーナーを設け、突然の来社にも対応できるようにしておりますので、気軽にお立ち寄りいただきますようにお願いいたします。

図３、キッチンスタジオ（フロント：塩レシピ紹介など）

図４、キッチンスタジオ（リア面：塩紹介コーナー）

以上、新社屋竣工にあたり、新たな気持ちで『塩』ビジネスに取り組む決心をしました。塩卸売業者としての伝統を守りながらも、これまで以上に皆様へのサービス向上を念頭において社業に邁進する予定です。どうかこれからもご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

2025年が皆様方にとって輝かしく幸多き一年になりますことを心よりお祈り申し上げます。

浜松塩業株式会社 代表取締役　大山　透