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2024年1月 新年のご挨拶
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました。
昨年は、ウクライナ危機、イスラエル紛争、北朝鮮のミサイル問題などの世界情勢の社会不安による影響に加えて、海外では金利が大きく変動、その影響もあり円安が進行し物価高騰の波が一般消費に大きな影響を与えました。一方、新型コロナウイルス感染症対策の行動制限が解除され、我々をとりまく経済活動が徐々に回復しつつあります。このように変化の多い時代の中で、いかに安定してビジネスを継続するかがわれわれの重要課題となって来ているように感じます。
浜松塩業は、このように変化の激しい時代を乗り越えるべく、中長期的な視野で「塩の安定供給」を継続すること、さらに、皆様のビジネスの付加価値向上につながる「塩のトータル提案」に重きをおいて、これからも業務を継続していく予定です。
そのために、国内海水塩の4大製塩メーカーからの仕入れにおいては、リスク管理の考えを取り入れ、取引先様との協議による2社購買の推進、仕入れメーカーの適度な分散化などを順次進めてまいりました。これからも継続して、品質面に留意しながら国内海水塩の安定に向けてさまざまな面で努力を重ねる所存です。
また、塩種においても、主力の国内海水塩に加えて、ここ3年位、メキシコ産、オーストラリア産天日塩の食品関連用途での普及を推進しています。天日塩は、現地の豊かな自然環境の中で乾燥した気候を生かして、太陽と風の力でのみ作られる環境にやさしい製塩法です。エネルギーコストの変動の影響を受けにくく、中長期的に考えるとそのビジネス的なメリットは明らかであると考えられます。
これまで、天日塩は屋外で製塩する都合上、どうしても砂や海水由来の夾雑物などの異物が混入するため、食品関連用途に使いにくいとされ、国内では一旦溶解し再結晶した商品が主に使われてきました。しかし、近年、国内の工場での洗浄技術、異物除去技術の向上は目覚ましいものがあり、これまでよりもはるかに品質は向上し、現地での結晶を生かした塩商品開発が可能になりました。天日塩特有のまろやかな塩味という特徴を生かすことで、新しい味の創出や使用用途の拡大により、これからの皆様のビジネス拡大の一助になる可能性を秘めています。是非、新メニューの開発などで試していただければ幸いです。なお、今年、天日塩の良さを生かした弊社オリジナル新商品の発売を予定しています。ご期待下さい。
浜松塩業は、塩の安定供給を常に念頭に置きながらも、皆様の声に耳を傾け、現場の事情や時代のニーズに即した新商品の開発を行うとともに、皆様に役立つ情報の継続的な発信によりトータル提案を行うことで、皆様方とともにビジネス拡大にむけて発展することを目指します。
2024年が皆様方にとって輝かしく幸多き一年になりますことを心よりお祈り申し上げます。
浜松塩業株式会社 代表取締役 大山 透